うつ遺伝子はリスクじゃなかった

Eテレで、心と脳の白熱教室、という番組が4回放送されました。
楽観脳、悲観脳というタイプを、科学的に分析した講義です。
私は途中を見逃したり、合間合間に見たりしていたのですが、
とても面白かったし、自分の生きづらさに少し光が見えたような気がしました。

特に、鬱を発症しやすい遺伝子(悲観脳の遺伝子?)は
今までリスク遺伝子と考えられていたけど、最近の研究ではそうではないと考えられるというのが、
なんだか…なんというか、二度と上がれない海の底に、遠いけど梯子が見えた、みたいな気持ちになった。
鬱リスク遺伝子は悪い環境だと鬱になりやすく、
しかし良い環境だと、その遺伝子を持たない人よりも健全で幸せだとわかったらしいのです。
つまり環境に左右される遺伝子なので、リスクとは言えないと。

抑うつになりやすい人というのは、遺伝子だけでも環境だけでもなく、
環境で変化する遺伝子と、周りの良くない環境(特に3つの困難)という二つが重なることで発症しやすい、ということでした。
どうして同じ環境でもうつになったりならなかったりするのか、というのが分かりました。
それから、小さい頃に1人でも自分をそのまま認めてくれる"大人"がいると、楽観脳になりやすいとのこと。

私はたぶん、環境による遺伝子を多く持ってるのでは?と思います。
自分の家系を見ても、うつを発症していたり、楽観脳はあんまりいないような気がします。
今まで、鬱リスク遺伝子を持っているなら、
私は淘汰されるべきかもしれないと漠然と思っていました。
でもそうじゃなかった、環境さえ整えることができれば、抑うつに結びつかない可能性がある。
私も、環境が違えば抑うつとは無縁だったかもしれない。
「DNAを残すことが怖いし、私は生まれた時から鬱になる人だったのでは?」という考えを捨てて良いことになりました。
よかった。